一酸化炭素中毒になる状況とは?症状が出るまでの時間と対策




2018年2月に北陸を襲った大雪はかなりの混乱や事故を招きました。この大雪により福井県では、2月9日までに車内で3名の方がお亡くなりになってしまいました。原因としては一酸化炭素中毒によるものだと考えられているそうです。

死亡した被害者の中にはまだ成人していない方も含まれており、心を痛めてしまう様な事故でした。

これらの事故の存在を知って私は気になったことがあります。もし仮に車体全てが雪の中に埋もれていて、物理的に車内からの脱出が困難な状況だったのならしょうがないですが、脱出しようと思えば窓を開けてでも脱出できるような状況だとしたらどうだったのでしょうか。

そういう状況なら、特に若い男性なら体力もあるので逃げられるのでしょうか。

逃げられそうな状況なのに中毒により亡くなってしまうなら、一酸化炭素中毒とはどれほど恐ろしいものなのでしょうか。

今回は一酸化炭素中毒に対する知識をつけるために、どの様な場合に一酸化炭素中毒の危険が迫るのか、その症状や対策方法に加え、後遺症や治療方法についてまとめました。ぜひこの記事を通して、今後この様な被害を被らない様に、意識していただければ幸いです。

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一酸化炭素中毒に陥る状況とは?どんなことが原因?

まず、一酸化炭素中毒に陥ってしまう場合にはどの様なシチュエーションが考えられるのでしょうか。それについて実際の事例を用いてまとめてみました。

2017年12月20日、部屋の中で木炭を使って焼き鳥をしていた3人が一酸化炭素中毒の疑いで病院に運ばれ、内2人が死亡しました。

2018年1月24日、一般住宅で風呂釜が不完全燃焼したことにより、発生した一酸化炭素が室内に充満し、2名が一酸化炭素中毒の被害にあい軽症を負いました。

2018年2月6日、エンジンのかかった車が雪に埋もれ、車内にいた男性が死亡した状態で見つかった。状況から考えて一酸化炭素中毒の疑いが持たれています。

ざっと3件ほどピックアップしてみましたが、共通する特徴はいずれも冬場であることです。なんと一酸化炭素中毒被害の発生件数は、12月と1月が他の月に比べて群を抜いて多いのです。

ではなぜ冬場に多いのでしょうか。それは一酸化炭素中毒の発生要因の約7割が七輪やいろりなど炭を使うもので占められいていることが大きな要因であると思われます。このほかにも、石油ストーブなどの暖房器具を用いる時も発生要因の一因になります。

寒い冬場は、部屋を閉め切ってこの様な器具などを使用しがちですよね。換気なんてしたくないという気持ちはよくわかります。しかし、コンロをはじめとする暖房器具はかなりの酸素を消費する上に、簡単に不完全燃焼を引き起こします。

つまり換気をしなければ結構危険であるということですね。では、車内で一酸化炭素中毒とはどういうことなのでしょうか。

通常マフラーから排気ガスが出るのですが、雪などでこれが覆われてしまった場合、排気ガスが車内に逆流してしまうのです。

JAFが行なったテストでは、車のマフラーが雪で覆われた場合エンジンをかけっぱなしにしていると22分後に一酸化炭素濃度が1000ppmとなりました。この状態は約3時間で致死に至る濃度だそうです。

出典:http://kcam-flyer.c.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_246/kcam-flyer/E4B880E985B8E58C96E782ADE7B4A0-6fb05.jpg?c=a1

結構身近に一酸化炭素中毒のリスクが潜んでいて怖いですね。では一酸化炭素中毒の原因がわかったところで、実際にそういう状況に遭遇したらすぐに逃げられるのかが、みなさんの気になるところだと思います。

次項では中毒になった時の症状や中毒に至るまでの時間をお伝えします。

一酸化炭素中毒の症状が現れる時間や対策方法

一般的に中毒が現れる時間は空気中の一酸化炭素の濃度に比例します。1番具体的でわかりやすいのが、先ほど紹介したJAFのテスト結果ではないでしょうか。

一酸化炭素濃度がたったの0.04%でも1~2時間もすると頭痛や吐き気といった症状が現れるみたいです。これが0.16%になるだけで20分で頭痛・めまい・吐き気が現れてなんと2時間で死亡してしまうそうです。

これからわかる様に、中毒症状の初期段階では、頭痛・吐き気・めまい・不快感といった症状が現れるそうです。

では、大事に至る前になぜ死亡してしまうという事例があるのでしょうか。それは一酸化炭素中毒の症状が風邪に似ていることから、そもそも一酸化炭素中毒に冒されていることに気がつかないケースが多い様なのです。

確かに冬場ということもあり、ちょっと気分が悪いけど風邪かな〜程度で済ましてしまいそうですよね。

怖いことに後になって中毒かもって思った時には、中毒症状が進行して身体を動かせなくなったり昏睡状態になってしまう恐れがあるのです。

気づいたら手遅れになってしまったなんてことが無いようにしっかりと対策をお伝えしていきます。

出典https://clicccar.com/2016/05/06/370192/004_2-39/

一酸化炭素中毒の予防するには2つの方法が有効だとわかりました。このうち特に大事なのが換気です。下手したら死んでしまうほどのリスクがあるので、手間でも寒くてもなんでも換気だけは絶対にやってください。

2つの方法と言いましたが根本的な解決ができるのは換気だけです。では、換気をする頻度についてお話します。

スバリ、30分から1時間に一回が適切な換気頻度だと言われております。そう、結構こまめに換気しなければならないんです。あなたの気持ちはよくわかります。正直めちゃくちゃダルい作業です。

ぶっちゃけた話、推奨している私でもとてもじゃないですができません。

しかし、先ほども書きましたが一酸化炭素の濃度によっては30分で中毒症状が現れます。暖房器具や七輪など使用中なんか頭痛いなとか、気分が悪いなって思ったら風邪を引いていようが、一緒にいる友人や恋人に文句を言われてもいいから、換気をしてください。

死んでしまっては遅いのです。それだけは絶対厳守でお願いします。

2つ目の対策方法は、器具の定期的な点検や掃除です。自分の命を守るためですのでやれるならやった方がいいでしょう。

基本的な対策方法は残念ながらこれくらいしかありませんでした。では雪の積もる中、車の中で仮に過ごさなければならなくなった時はどうすれば良いのでしょうか。

一酸化炭素中毒予防のためにエンジンを切ったら切ったで、寒さで凍死してしまいそうですよね。そういう場合は前もって毛布など暖をとれるものを持っていきましょう。

冬場は面倒ですが、心配でしたらトランクなどに毛布を積んでおくといいかもしれませんね。

しかし、万が一あなたが一酸化炭素中毒に陥ってしまったとしましょう。運良く一命を取りとめたとして、何かしらの後遺症が残るのではないかと心配になりますよね。

それについても解説していきますのでご安心ください。

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一酸化炭素中毒の治療方法は?どんな後遺症があるの?

一般的な治療法として、高濃度の酸素を投与して一酸化炭素を体外に押し出す方法があります。投与方法としては酸素カプセルに入る治療法などがあるようです。

治療としてイメージする注射を打つとか、点滴を打つとかに比べれば体への負担が少なそうで安心ですね。

出典:http://www.skincare-univ.com/article/012298/

そして総合病院規模であれば基本的にはどんな場所でも治療可能ということでした。続いて気になるのは後遺症なのですが、もし一酸化炭素中毒症状が重症化してしまった場合は脳にダメージが残る場合があるようです。

重症化の症状とは、意識障害などが起こってしまった場合をさします。

後遺症の具体的な症状は、健忘症といって簡単にいうと物忘れをしやすい体になってしまう危険性があります。また人格変化をきたしてしまい社会復帰が困難になる恐れもあるみたいです。

このような事態になってしまう前にしっかり対策を実施して安全に冬を乗り切って欲しいです。

さて、以上が私がこの記事でお伝えしたかった内容です。

少しでもこの記事がみなさんのお役に立てることができたら私はとっても嬉しいです。

最後まで目を通してくださり本当にありがとうございました。感謝してます。

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